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2017年6月

2017年6月30日 (金)

鉄鉱石の鉱床発達と植物の光合成の関係

 地球の草創期、海水中には、鉄分がかなり多く含まれていたそうだ。

 

 当時は、酸素を使わない微生物が、酸素が殆どなかったころ、違う元素を使い存在していたとされている。

 

 現在、地球の深海の海底の火山性の噴出口から出てる硫化水素などをエネルギーに使う生物の存在を確認できている。

 地上の火山付近の高温の液体の硫化水素などを利用している微生物が発見されている。温泉水の色の違いなどがあるが、微生物の違いであることが解っている。

 

 超大陸が存在していた時代、一部に中海などもあったようだ。

 

 そうした環境下に、今、判明しているのが、大陸周辺や中海の浅瀬の太陽光が射し込む部分に、シアノバクテリアという植物の原始的な微生物が大量に発生して、光合成をしてエネルギーを創り、生きる生物が酸素を海中へ、空気中に放出していたそうだ。

 

 酸素の活性力は強いものがあり、海水中に大量に溶け込んでいた鉄分と化学反応をして、酸化鉄を作り、重くなり、徐々に海底に積もり始めたと推測されている。

 酸素量や海水に溶けた鉄分の地域の違い、海水の移動、海流とともに時間差が生じたことがあったのだろう、海底に積もった酸化鉄が、砂岩のように層をなして積もたような箇所もあるようだ。

 

 それが地殻の動きで地上に現れたのが、オーストラリアの酸化鉄の赤い地層である。板状になっている部分もあり、おおきな岩盤のように分厚い岩石として露出している部分もあるようだ。

 中国の西部に西遊記でおなじみの『火炎山』も酸化鉄の赤い色をしている。

 地球以外でも火星の表面の赤い色も酸化鉄の色だそうで、酸素の活性力がいかに強いかが解る

 今日まで地球のいろいろな所で、酸化鉄という形で鉄鉱石が採掘されて、我々人類が利用したきたのは、こうして地球に酸素が発生して、酸化鉄として纏まった遠い昔の地球の酸素の歴史があるからのようだ。

 

 地球に酸素が溜まる現象は、海中でも、陸上でも酸素という活性力の強いものを利用する生物も誕生することになる。

 

 我々、酸素をエネルギー生成に利用している生物には、欠かせない元素であるが、この酸素は『両刃の剣』という言い方をしても良いと思う。かなり簡単に活性酸素という毒物へ変化してしまい、酸素を呼吸している哺乳類や魚類の細胞を攻撃して生体へのダメージを与える。

 

 そこで、生体は、ビタミンCやナイアシンを使った酵素で、この活性酸素の除去システムをいろいろ身につけてきた。地球環境の激しい変化に対応してきた生存競争の結果、そうしたあらゆる生命活動に有利な部分を持った生き物が残って生き続けている。

 この先にも大きな地球規模の激変があるだろう。我々人類の生きてきた時間的な尺度とは、宇宙の時間的尺度の規模の違いがあり、中々現実性が感じられない地球の激変が続くのである。

 

 ちなみに、昼間活動する猿の仲間は、樹木の上で生活をしてきたので、日常的に樹木の葉や果実を主食にしてきたので、ビタミンCが体内では作れなくなってしまている。

 しかし肉食動物は自らの身体でビタミンCの合成ができるそうだ。肉しか食べないネコ科の動物や犬の仲間、魚を主食とする鳥類、などが活性酸素対策を自らの身体に持っている。

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